クスクス笑える本・考えさせる本
2005年 10月 22日
『美女と野球』
作者: リリー・フランキー
出版社: 河出書房新社
友達から『リリー・フランキー』の本おもしろいよ!!…って勧められて、おもわず買っちゃいました☆彼のエッセイ集です^^
何がおもしろいかって、、、
まず彼の日常の中で起こる人たちとその出来事。。。。
、、、それらをリリーが鋭く観察し、彼なりの視点を交えて綴っていく。。。
クスクス笑わずにはいられない箇所の多いこと!!
彼のツッコミが良い!!笑いと哀しみに満ちたエッセイ集です。
電車の中でも喫茶店でも、一人で笑ってしまいます。
テーマは差別や、性や、言葉や、人間そのものについて、、、などなど幅広い!
品のない話・言葉も連発されますが、、、、
この作品のいいところはただの下品なエッセイではなくて、
『笑い』『哀しみ』『何かしら考えさせる部分』をも持った一冊ってとこです☆
人間の本質って何なんだろう、、、と考えずにはいられなくなります。
また彼自身がこの本の中でこんなことを書いています。↓
『人は自分の知らないことや理解できないことは無いモノと決め込んで、、(中略)。あんたの知らないところで、それぞれがそれぞれの環境ので暮らしてるんだよ。、、、だからボクもなるべく色んな人に会って自分が当たり前に思っていることを修正したいと思っている』
↑↑そのことを改めて気づかせてくれる本です!!
しかしやはり品のない話に抵抗のある方は読まない方が良いかもしれません。
クスクス笑いたい人、
自分とは違うかもしれない人の視点からものを見たい人、、、にはおすすめです。
by emi-7-s
| 2005-10-22 00:07